2025.08.28.
学ぶ
中学3年生の男子生徒さんが「車いすを利用している方へインタビューをしたい」と本会に相談してくれました。
以前、駅前で車いすの方が困っているのを見かけた時、なにも声がかけられなかった経験から、「どう声をかければ良かったのだろう」と考えたことがきっかけです。
車いすユーザーである草加市身体障がい者福祉協会の青木会長にご協力頂き、先日、青木さんと中学生とのインタビューの場を実現。
青木さんからは、子ども時代からの暮らしや、ユニバーサルデザイン社会の取り組みについてのお話がありました。
「不便だと思うことはあるけれど、不幸だと思ったことはない」という言葉からは、人との交流を大切にしてきた姿勢が伝わります。
特に今でもお付き合いのある小中学校時代の友人について「学校生活では、色々な面で協力、手助けしてもらった。けれど、一方的にしてもらうのではなく、自分からも何か返すことが出来ていたから今でも友人関係が続いているのだと思う。それって普通の人間関係と同じだよね」と話が及んだ時には、中学生からも「長く付き合える友達って素敵ですね」と感想を漏らしていました。
最初は、少し緊張していた中学生も、話が進むにつれ打ち解け、プロ野球チームや家族の話題で盛り上がる場面も。世代や環境が違っても、こうして交流できる時間は、お互いに学びや気づきをもたらしてくれる貴重なひとときとなりました。


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